マンション売却前のリフォームは必要?有効なケースや費用の目安も解説

マンション売却前のリフォームは必要?有効なケースや費用の目安も解説

この記事のハイライト
●リフォーム費用を全額回収するのが難しいなどの理由でマンション売却前のリフォームは不要とされている
●主要設備が故障していたり劣化が著しかったりする場合はリフォームをしたほうが良いこともある
●リフォームだけでなくハウスクリーニングや住宅リペアの実施により家の印象を変えることはできる

マンションを売却する際、リフォームをするべきかどうかは多くの方が悩むポイントです。
売却価格を上げるためにリフォームを行いたいと考える方もいますが、実際にはリフォームが必要ない場合もあります。
この記事では、マンション売却前にリフォームが不要とされる理由やリフォームをした方が良いケース、費用の目安について解説します。
大阪市でマンションの売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

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マンション売却前のリフォームは不要?その理由とは

マンション売却前のリフォームは不要?その理由とは

マンションを売却する際にリフォームをすると、高く売れたり早期売却につながったりすると思うかもしれません。
しかし実際には、マンション売却前のリフォームは基本的に不要だと言われています。
なぜ売却に伴うリフォームが不要とされるのか、その理由から確認しておきましょう。

理由①費用の回収が難しい

マンション売却前にリフォームが不要とされる理由の一つは、リフォーム費用を回収するのが難しいためです。
リフォーム代を売却価格に上乗せすると、相場よりも高く設定することになり、買主が見つかりにくくなる可能性があります。
多少の価格アップは可能でも、リフォーム費用全額を回収することは現実的ではありません。
そのまま売却した方が手元に残る金額が多くなりやすいことから、売却に伴うリフォームは不要と考えられています。

理由②査定に影響しない場合もある

マンション売却における査定の際、リフォームが必ずしも査定額に反映されるわけではありません。
査定時にプラス評価されるリフォームとは、たとえば「流行に合わせたキッチンの交換」や「ユニットバスの全面リフォーム」などです。
リフォームが売却価格に反映されるかどうかは、購入希望者のニーズやリフォームの規模、内容によっても左右されます。
リフォームの効果と売却価格について不安がある場合は、不動産会社にご相談ください。

理由③ニーズが低い

国土交通省が実施した中古住宅の購入者への調査によると、中古物件を購入してよかった点として、「予算的に中古住宅が手頃だった」「新築にこだわらなかった」といった理由のほか、「リフォームで快適に暮らせると思った」と回答した方が約33%にのぼることがわかりました。
一方で「すでにリフォームされていて綺麗だったから」と答えた方は約20%にとどまっています。
つまり、多くの購入希望者は購入後に自分好みにリフォームすることを前提にしており、売主側があらかじめリフォームを行う必要はあまりないと言えるでしょう。
もちろん、目立つ不具合などがある場合は修繕したほうが良いケースもありますが、それ以外は無理に手を加えるより現状のままで売却を検討するのが一般的です。

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マンション売却でなかなか売れないときに有効なリフォームとは

マンション売却でなかなか売れないときに有効なリフォームとは

マンションを売却する際、基本的にはリフォームの必要はありません。
しかし、なかなか買い手が見つからない場合には、リフォームが売却の後押しになることもあります。
どのような場合にリフォームが効果的なのか、事前にポイントを押さえておきましょう。

設備や建具に故障が見られる場合

マンションを売却する際、設備や建具に不具合がある場合は、リフォームを検討したほうが良いでしょう。
たとえばキッチンやトイレ、浴室などの水回りで不具合があると、水漏れなどのトラブルを引き起こし、他の部分にも悪影響を与える可能性があります。
また、扉の開け閉めがスムーズにできなかったり壁や床が傷んでいたりすると、暮らしにくさを感じさせ、購入希望者の印象を悪くしてしまうかもしれません。
こうした問題をあらかじめリフォームで解消しておくことで、内見時の印象が良くなり、購入後のトラブル防止にもつながります。

物件が過度に劣化している場合

室内に目立つ劣化がある場合も、リフォームを検討するのが賢明です。
とくに、ペットの爪痕や喫煙による黄ばみ・におい、壁や床の大きな損傷などは、内見者に悪い印象を与える原因になります。
こうした劣化を放置したまま売却を進めると、買主に不快感を与えてしまい、購入を見送られてしまうかもしれません。
売却前にはホームクリーニングを検討する方が多いものの、汚れの状態によってはクリーニングだけでは改善できないケースもあります。
そうした場合には、リフォームによってマイナス印象となる部分を取り除くことで、物件の印象を大きく向上させることが可能です。

売主の好みが出ない安価なリフォーム

マンション売却では、目立った故障や劣化がないにもかかわらず、なかなか買い手が見つからないこともあります。
そんなときは比較的低コストで実施でき、購入希望者があまりこだわらない部分をリフォームして物件の印象を改善するのも手です。
たとえば、壁紙やカーペットの張り替えは費用を抑えつつ室内の印象を明るくできるため、手軽な改善策としておすすめです。
水回りであれば、キッチンや浴室よりも費用がかかりにくく、こだわる方が少ないトイレのリフォームも有効でしょう。
ただし、リフォームにかけた費用が必ずしも売却価格に反映されるとは限らないため、実施する前に不動産会社に相談し、必要性や効果を見極めることが大切です。

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マンション売却のためのリフォームでかかる費用の目安とは

マンション売却のためのリフォームでかかる費用の目安とは

リフォームにかかる費用は、工事の内容や範囲によって大きく異なります。
費用対効果を見極めるためにも、事前に各箇所のリフォーム費用を確認しておきましょう。

リフォーム費用の目安

主要なリフォーム箇所の費用相場は以下のとおりです。

  • キッチン:30万円~150万円ほど
  • 浴室:80万円~150万円ほど
  • トイレ:10万円~70万円ほど
  • フローリングの張り替え:6畳で10万円ほど
  • 壁紙の張り替え:1㎡あたり1,000円ほど

先述したように、水まわりのなかではトイレのリフォームが比較的安価です。
便器の交換は約10~30万円、和式から洋式への変更は約20~50万円、新設する場合は約50~70万円で実施できます。
ただし、水まわりのリフォームは設備のグレードや工事内容によって、費用に大きな差が出る点に注意が必要です。
思っていた以上にコストがかかるケースもあるため、事前の見積もりと十分な確認が欠かせません。
フローリングの張り替えや壁紙の交換といった内装リフォームは比較的費用を抑えやすいものの、それでも一定の出費は発生します。
リフォームを検討する際は、「ここまでの金額なら出しても良い」という上限を決めておき、それを超えないように計画的に進めることが大切です。

マンション売却時に印象をアップするリフォーム以外の方法

売却予定のマンションの印象を良くする方法は、なにもリフォームだけに限りません。
自分で丁寧に掃除や整理整頓をするだけでも、購入希望者に与える印象は大きく変わります。
リフォームよりも費用を抑えたいという場合は、ハウスクリーニングや住宅リペアの利用もおすすめです。
ハウスクリーニングであれば、キッチンで1〜4万円程度、浴室で1〜2万円程度と、リフォームに比べて手軽な費用で見た目の印象を変えられます。
住宅リペアは、フローリングや柱についた傷を目立たなく補修してくれるサービスで、傷1つにつき4,000円〜6,000円ほどが相場(全長2cm以下のフローリングの場合)です。
これらの方法をうまく活用すれば、大きな費用をかけなくても物件の魅力をしっかり高めることができるでしょう。

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まとめ

基本的にマンション売却前にリフォームを行う必要はありません。
しかし特定の状況下では、少し手を加えることで売却がスムーズに進むこともあります。
後悔しないためにも、売却前にリフォームを検討する場合は、まず不動産会社にご相談ください。
大阪市平野区の不動産売却なら平野区不動産売却センター ACEへ。
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