即時買取で不動産を売却するメリットとは？向いている方の特徴も解説！

不動産の売却方法には、大きくわけて「仲介」と「買取」があります。
また、買取はさらに「即時買取」と「買取保証」に分類されることをご存じですか？
同じ買取とはいえ、それぞれ特徴やメリットが大きく異なるため注意が必要です。
そこで今回は、即時買取とはどのような売却方法なのかについて、メリット・デメリットや買取保証との違い、即時買取に向いている方の特徴を解説します。
大阪市で不動産の売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

即時買取による不動産売却の特徴や買取保証との違いとは

不動産を売却する際、仲介と買取のどちらを選ぶべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
仲介とは、不動産会社と媒介契約を結び、不動産会社に買主探しを依頼する売却方法です。
不動産売却と聞いて、多くの方がイメージする売却方法だといえます。
一方、買取とは不動産会社が買主となり、売主から直接不動産を買い取る方法のことです。
また、この買取にも「即時買取」と「買取保証」の2種類があります。

即時買取とは

即時買取とは言葉のとおり、不動産会社が売主からの依頼後すぐに不動産を買い取る方法です。
一般的に「買取」という言葉を使うときは、即時買取のことを指しています。
即時買取では仲介のように買主を見つける必要がないため、売却活動をおこないません。
売却活動とは、チラシのポスティングや新聞折込の実施、不動産情報サイトへの情報掲載、内覧対応などのことです。
即時買取は依頼から引き渡しまでがスムーズに進む点が特徴で、はやければ3日程度、長くても1か月ほどの期間で売却が完了します。
買取価格を決めるための査定は必要ですが、1回の訪問査定のみで進められるケースがほとんどです。
ただし即時買取の場合、仲介で売却した場合の市場の相場価格よりも、2割～3割ほど売却価格が安くなる傾向にあります。

即時買取と買取保証の違いとは

買取保証とは、一定の期間は不動産会社に仲介を依頼して買主を探し、期間内に買主が見つからなければ不動産会社が不動産を買い取る方法です。
仲介の期間で買主が見つかれば市場の相場価格と同じ条件で不動産を売却でき、期間内に買主が見つからなければあらかじめ取り決めていた価格で不動産会社が売主から不動産を購入します。
つまり、「買主が見つからなくても買取が保証されている仲介」だといえるでしょう。
即時買取よりは時間がかかりますが、「少しでも好条件で売却できる可能性がある仲介」と「確実に売却できる買取」の両方のメリットを併せ持った売却方法です。
ただし、仲介期間に売却が決まった場合は仲介手数料がかかります。

▼この記事も読まれています
駅近の中古マンションが売却しやすい理由とは？高く売るためのコツも解説！

即時買取で不動産を売却するメリットとデメリット

不動産を即時買取を利用して売却するメリットやデメリットについて解説します。

即時買取のメリット1：短期間で売却できる

即時買取の最大の特徴の1つが、スピーディーに不動産を売却できる点です。
仲介での売却期間は一般的に3か月～半年ほどかかることを考えても、数日から1か月程度で売却が完了することは、即時買取の大きなメリットだといえます。

即時買取のメリット2：仲介手数料がかからない

仲介手数料とは、不動産会社の仲介によって買主が見つかった場合に、不動産会社に対して支払う成功報酬です。
そのため、買主探しをおこなわない即時買取では仲介手数料を支払う必要がありません。
仲介手数料は不動産売却の際にかかる費用のなかでも高額になりがちな項目なので、「なるべくお金をかけずに売却したい」という方には大きなメリットになります。

即時買取のメリット3：売却活動をする必要がない

仲介の場合、買主を見つけるための売却活動が不可欠です。
売却活動は基本的に不動産会社が中心となっておこなわれますが、内覧案内などで売主本人の対応が求められる場面もあります。
内覧では当日の立ち合いだけでなく、事前の準備やスケジュール調整などが必要です。
休日の予定が内覧優先になってしまうなど、売主側の負担も軽くはありません。
一方、即時買取であれば売却活動に手間や時間をかけることなく、不動産会社の査定だけで不動産を売却することができます。

即時買取のメリット4：ご近所さんに知られずに売却できる

仲介の場合、買主を見つけるためにいろいろな広告展開をします。
近隣エリアを中心としたチラシのポスティングなどもおこなうため、ご近所さんに売却のことを知られてしまう可能性が高いでしょう。
しかし、資金難や離婚による転居などを理由とした不動産売却の場合、周囲に知られたくないという方も多いのではないでしょうか。
その点、即時買取では不動産会社が直接不動産を買い取るため、広告展開などによって売却の事実が広く知れわたる心配はありません。

即時買取のデメリット1：売却価格が市場の相場よりも安くなる

即時買取では多くの場合、仲介による不動産売却の市場価格の相場よりも、売却価格が2割～3割ほど安くなります。
これは、即時買取をする不動産会社は、買い取った不動産にリフォームや修繕などをおこなって再販することを前提としているからです。
再販に必要なリフォーム費用や人件費、広告費用などが差し引かれた買取価格になると考えておきましょう。

即時買取のデメリット2：即時買取に対応していない不動産会社がある

すべての不動産会社が即時買取をおこなっているわけではありません。
そのため、不動産会社に査定依頼をする際には、即時買取が可能かどうかを確認しておきましょう。

▼この記事も読まれています
大阪市の魅力とは？不動産売却するなら知っておきたい地価動向も解説

即時買取による不動産売却が向いているのはどんな方？

即時買取での不動産売却に向いているのはどのような方なのでしょうか。
ここでは、先述してきた即時買取のメリットやデメリット踏まえて、即時買取に向いている方や場面について解説します。

即時買取が向いている方1：とにかく早く売却したい方

短期間での売却が可能な即時買取は、とにかくスピーディーな売却を希望する方に向いている売却方法です。
たとえば、「会社が倒産して住宅ローンが支払えなくなった」という資金面の理由で売却を急ぐ方や、「急な転勤が決まったので引っ越しまでに売りたい」という売却期限がある方などにおすすめできます。

即時買取が向いている方2：売却価格にこだわらない方

売却価格にこだわりがなく、「不動産を手放すことが売却の目的」という方にも即時買取が向いているといえます。
たとえば、「実家を相続したものの空き家のままになっているので売却したい」「離婚をしたので不動産を売却してすっきりと財産分与したい」といったケースです。
即時買取は仲介による市場の相場価格よりも売却価格が安くなりがちですが、時間と手間をかけずに売却できるという特徴があります。
そのため、不動産の存在自体が負担になっている場合などは、労力をかけずに売却が完了する即時買取がおすすめです。

▼この記事も読まれています
不動産売却でかかる税金の種類は？節税するためのコツも解説

まとめ

即時買取の特徴は、短期間で売却が完了することです。
また、買主を探す必要がないため「いつ買主が見つかるかわからない」「内覧希望が入るたびに対応しなければならない」といった負担を抱えることもありません。
売却価格が市場価格の相場よりも安くなってしまうデメリットはありますが、価格を最重要視しない方にとってはメリットの多い売却方法だといえます。
大阪市平野区の不動産売却なら「平野区不動産売却センター ACE」へ。
相続問題・空き家問題・離婚問題・住み替え・税金対策・任意売却と様々な対応が可能です。
無料査定もおこなっておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。