土地売却の流れとは?事前準備・査定・販売活動のステップで解説

土地売却の流れとは?事前準備・査定・販売活動のステップで解説

この記事のハイライト
●土地売却の際は相場確認・境界線の確認・必要書類を揃えることを事前に準備しておく
●不動産会社の査定結果に納得出来たら不動産会社と媒介契約を結ぶ
●土地売却の販売活動では広告活動により購入希望者が見つかったら条件を交渉していく流れである

土地売却を始めておこなうときに、どのような流れで進めて良いのかわからない、と悩む方は少なくありません。
スムーズに進めるためには、事前準備から売却完了までの流れを把握しておくことが大切です。
そこで、土地の売却の流れについて、事前準備、査定、販売活動の3つのステップに分けて解説します。
大阪市で土地の売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

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土地売却の流れ:事前準備について

土地売却の流れ:事前準備について

土地を売却する際は、事前に準備しておくことがいくつかあります。
スムーズに売却するためにも、事前準備を把握しておきましょう。
ここでは、土地売却で必要な事前準備について解説します。

事前準備①相場の確認

土地を売却する際は、相場を把握しておくことが大切です。
相場を事前に確認しておけば、売り出し価格を設定する際に役立つでしょう。
また、自分が設定した売却希望価格が妥当な金額であるか、売りやすい価格であるか見極めるために必要な情報になります。
相場を調べるときは、国土交通省が運営している「不動産情報ライブラリ」で閲覧することが可能です。
その際は、自分の土地と同じくらいの広さで、かつ周辺環境が似ている物件の売り出し価格を調べましょう。

事前準備②境界線の確認

土地売却をする際は、隣地との境界線の確認も必要です。
隣地との境界が曖昧なままで売却してしまうと、売買対象となる土地の範囲がわからず、隣地所有者とトラブルになる可能性があります。
そのため、売却時には自分の土地の範囲を明確に示す必要があるのです。
境界の明示は、境界標を指示しておこなうことが原則のため、境界標がない場合は、新たに設置する必要があります。
ただし、過去に作成した測量図や地積測量図があれば、境界標の復元が可能な場合もあります。
しかし、測量図があっても土地の形状などが変わっていれば、新たな測量が必要なケースもあるため注意しましょう。
なお、土地の境界確定や測量などは、専門家である土地家屋調査士や不動産会社と相談しながら進めるのがおすすめです。

事前準備③必要書類を揃える

土地を売却する際は、さまざまな書類が必要になります。
おもに必要なものは、登記権利証(登記識別情報通知)、固定資産評価証明書や固定資産税納税通知書です。
また、印鑑証明書や実印、身分証明書も必要です。
なお、相続後に土地を売却する場合は、亡くなった方から相続人に名義を変更する相続登記も事前にしておく必要があるため注意しましょう。

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土地売却の流れ:査定について

土地売却の流れ:査定について

事前準備が整ったら、不動産会社に査定を依頼します。
査定結果により売却の意思を固めたら、不動産会社と媒介契約を結ぶ流れになります。
ここでは、不動産査定から媒介契約までの流れを見ていきましょう。

不動産会社に査定を依頼する

査定とは、不動産会社が実際に現地で土地を調査し、どのくらいで売却できるのかを調べることです。
査定には、「簡易査定」と「訪問査定」の2種類があります。
簡易査定とは、不動産の情報や過去の取引から査定価格を算出する方法です。
一方で、訪問査定とは、実際に現地を訪れて物件の状態や周辺環境などを確認し、査定価格を算出する方法になります。
土地売却をする意思が固まっているのであれば、訪問査定を受けるのがおすすめです。
訪問査定では、土地の形状や境界線、高低差、周辺環境などから詳細に調査するため、簡易査定に比べてより精度の高い結果が算出されます。
ただし、査定結果が出るまでに1週間前後かかる点に注意が必要です。

不動産会社と媒介契約を結ぶ

査定結果をもとに売却の意思が固まったのであれば、信頼できる不動産会社と媒介契約を締結します。
媒介契約とは、売却を仲介する不動産会社と結ぶ契約のことです。
媒介契約には、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3つがあるため、このなかから1つを選択することになります。
一般媒介契約の特徴
一般媒介契約の大きな特徴は、3つのなかでもっとも自由度が高いことです。
1社のみならず複数の不動産会社に依頼することも可能です。
また、自分で見つけてきた買主と直接契約を結ぶことも認められています。
ただし、一般媒介契約はレインズ(不動産物件情報交換のためのネットワークシステム)への登録義務がないこと、売主への販売報告義務がない点に注意しましょう。
専任媒介契約・専属専任媒介契約の特徴
専任媒介契約と専属専任媒介契約の特徴は、不動産会社1社のみとの契約である点です。
つまり、一般媒介契約のように複数社と契約することはできません。
そのため、信頼できる1社のみの不動産会社と契約し、売却を進めていくことになります。
両者は、レインズへの登録義務があるため、広く物件情報を広められる点がメリットです。
また、随時売主への販売状況の報告があるため、どのような状態なのかを把握することができます。
両者の大きく異なる点は、自分で見つけてきた買主と直接取引できるかどうかです。
専任媒介契約の場合は、直接取引をしても問題ありませんが、専属専任媒介契約の場合は直接取引できないため注意しましょう。
また、専任媒介契約に比べて専属専任媒介契約は、レインズへの登録日数が短いことや、報告頻度が高い点が異なります。
不動産会社からの手厚いサポートを受けたいという場合は、専任媒介契約か専属専任媒介契約を検討するのがおすすめです。

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土地売却の流れ:販売活動について

土地売却の流れ:販売活動について

不動産会社と媒介契約を結んだら、売却に向けて販売活動が始まります。
ここでは、販売活動の流れを解説します。

売り出し価格を決める

販売活動をおこなう際は、まずは売り出し価格を決めていきます。
売り出し価格は、不動産会社が提示した査定価格を参考にし、売主ご自身で決めます。

広告活動・情報発信

売り出し価格が決まったら、レインズに物件を登録し、全国の不動産会社に情報を発信します。
また、自社のホームページ上や折込チラシなどにより購入希望者を募ります。

見学の案内

広告活動などにより購入希望者が現れたら、見学の案内をおこないます。
見学案内は、できるだけ売主も参加し対応するのが望ましいでしょう。
見学案内は、買主が購入するか決める重要な場面であるため、事前に土地の雑草を抜くなどしてきれいにしておくのがポイントです。

購入希望者と交渉をする

買主の購入したい意思が固まると、買主は買付申込書を不動産会社に提出します。
それをもとに売主は、具体的な売却価格や引き渡し時期などを交渉、調整していきます。
この段階では、まだ契約ではないため、納得いく価格でなければ断ることも可能です。
ただし、値引きに応じないことで売れ残ってしまう可能性もあるため、慎重に検討しましょう。

買主と売買契約を結ぶ

すべての条件がまとまったら、売主と買主で売買契約を結びます。
契約書を交わし決済・引き渡しをおこない、売却は完了します。

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まとめ

土地の売却では、事前準備、不動産査定、販売活動といった流れで進んでいきます。
とくに境界線確認や必要書類などの事前準備をしっかりおこなっておくと、次のステップにスムーズに進みやすくなるでしょう。
なお、売却には、ある程度の期間を要するため、余裕をもって取り掛かることをおすすめします。
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